伊香保温泉

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名湯として

伊香保温泉(いかほんせん)は群馬県渋川市伊香保町にある温泉で、草津と並んで県を代表する名湯です。
泉質としては、硫酸塩泉で「黄金の湯」メタケイ酸単純泉で「白銀の湯」といわれています。

365段の石段

温泉街としては急傾斜地につくられた石段の両側に温泉旅館・みやげ物屋・遊技場・飲食店などが並んでいます。
石段としても365段の石段が街のシンボルにもなっていて、「石段街」とも呼ばれています。
石段の下には黄金の湯の源泉が小間口と呼ばれ引き湯口から各旅館に分湯されています。
石段の上には伊香保神社があって、石段の源泉周りは整備されています。
周りには伊香保露天風呂や共同浴場「石段の湯」があります。

歴史

伊香保温泉の歴史としては発見されたのが1900年前とも1300年前ともいわれていて、万葉集にもその名前が登場しています。
現在の温泉街が形成されたのは、戦国時代でも「長篠の戦い」の頃で、負傷した武田兵の療養所として整備されたことからです。
石段もこのときにつくられたものです。
伊香保温泉にはたくさんの有名人が訪れており、「竹久夢二」「徳冨蘆花」「夏目漱石」「萩原朔太郎」「野口雨情」など文人も多く訪れています。

観光

伊香保温泉地の観光としては「大正ロマンの森」と呼ばれる「竹久夢二伊香保記念館」があります。
本館の「大正ロマンの館・黒船館」では16000点の収蔵品の中から、肉筆美人画や風景画、版画、書籍、デザイン画などさまざまなジャンルの夢二作品を紹介しており、夢二作品を囲むアンティーク調度品や証明器具なども必見です。
新鮮な農産物・旬の山菜・花木などを見れる「田舎んち」は伊香保温泉のすぐ近くにあります。
毎日営業していて農産物のほか漬物・味噌・民芸品など人気のある商品を揃えてあります。
また、温泉街の近くの「グリーン牧場」ではシープドッグショウ・手づくりバター教室・あひるのレース・搾乳見学など年間を通してイベントが行われています。
とれたて牛乳を使ってつくったアイスクリームなど人気で、動物たちともふれあい体験ができるようになっています。

山頂からの見晴らし

ロープウェイでも伊香保温泉街から伸びるロープウェイの山頂「見晴駅」では周辺の公園で春のツツジや秋の紅葉を鑑賞することができます。
見晴らし展望台「ときめきデッキ」から望む山や武尊、赤城の山々など眼下に広がる眺めは美しいです。

伊香保神社

伊香保神社は伊香保街石段の頂上にあります。
伊香保温泉を守護する神社で、祭神は大己貴命と小彦名命で温泉と医療の神様です。
天長2年(825年)の創建と縁起が残っています。
伊香保神社付近には目の神様として知られる「医王薬師堂」があって、毎年5月8日に「薬師花まつり」が開催されています。
1574年(大正2年)創建で地元の人たちによって甘茶などがふるまわれます。

石段の湯

石段街の通りには「石段の湯」があり、蔵造りの浴場で源泉を直接引いた温泉は伊香保独特の茶褐色をしています。
効能として神経痛や腰痛に効いて子宝の湯としても有名です。
1階が浴場、2階が休憩場になっていて石段街散策の休憩におすすめです。

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所在地マップ

【所在地】群馬県渋川市伊香保町伊香保

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