佐渡ヶ島

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周囲262.7kmの島

佐渡島(さどがしま)は、新潟県西部に位置する周囲262.7kmの島で、佐渡全域を市域とする市が、新潟県佐渡市になっています。

積雪

気候的には、佐渡島内を個別に見ると、気候は三分でき、大佐渡山地の北側は、日本海からの風の影響で積雪があります。
小佐渡山地の南側は、比較的温暖で積雪は少なく国仲平野はその中間くらいとなっています。

植生地域

暖流と寒流の接点にあるため、植生にきわめて富んでおり、島内で北海道・沖縄両地方特有の植物が同居する、非常に珍しい植生地域でもあります。
暖流にのって現れるシイラ、カツオ、アオリイカ、寒流にのって現れるブリなどの多様な水産物にも恵まれています。

歴史

佐渡島の歴史としては大化改新以後、8世紀以前に佐渡国が置かれています。
順徳天皇、日蓮、日野資朝などが配流された地でもあります。

伝統芸能

佐渡は京から配流された文人・政治家などが都の文化を伝えたので、現在でも独特の言語を含め、伝統芸能が受け継がれています。
西廻り航路が開かれ、西日本や北陸の文化が伝わってきたこと、配流者が伝えた文化も含め、貴族文化や武家文化、町人文化が一体となって、佐渡特有の文化を形成していったといわれます。
能の大成者である世阿弥が配流された影響からか、江戸時代には200を超える能舞台があり、現在も32余りの能舞台が残っています。
人口当たりの能舞台数は、江戸時代も現在も全国一となっています。
これらの能舞台は、今も、春から秋にかけ薪能などイベントや祭りで利用されており、各地区の希望する子供達が大人から指導を受け演じている。
また、古浄瑠璃、文弥人形、のろま人形、説教人形、獅子舞なども代々受け継がれ、現存しています。

佐渡金山

佐渡金山は最盛期には、国内一の金産出量を誇っていましたが、江戸時代の終わりごろから衰退し1951年に商業採掘は終了したため、現在では金の採掘は行われていません。
残された多くの史跡や博物館等の資料館で当時の様子をうかがい知ることができ、他に順徳天皇や日蓮ゆかりの寺などの、歴史的な神社仏閣が保存されており、こうした様々な史跡めぐりをする観光客が毎年訪れています。
平成元年まで採掘が続き、最も金の採掘量が多かったのは戦時中で、江戸幕府の財源だった相川金銀山は、明治に入っては日本の近代化を支えました。
時代ごとに、当時の最新技術が集まった相川は、産業遺産が地層のように折り重なった町で、江戸の残り香、産業黎明期の光と、まるで異国の遺跡を訪ねたような 幻惑空間が連なります。

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所在地マップ

【所在地】新潟県佐渡市

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