ポプラ並木

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45本のポプラ

北海道大学のポプラ並木は観光でもすばらしく有名になっている場所で、最初、北海道大学の札幌農学校が時計台の場所から現在の大学の場所へと移転してからのことになります。
それは1903年(明治36年)の頃に当時は札幌農学校の林学実習で数本のポプラを植えたことがはじまりです。
また、近くの農場庁舎の防風林をかねて1912年に約9メートル間隔で45本のポプラを植えたのです。

台風による倒壊

観光客にも馴染みの深いポプラ並木ですが、2004年には北海道へと上陸した台風のために約4割の27本が倒壊したのでした。
一時期はその存続も危ぶまれたのでしたが、全国からの寄付金や若木が植えられるなど再生されたのでした。
また、現在では歴史ある老木が多いことから倒木や落木の危険性も大きく、ポプラ並木を通り抜けることは禁止され続けており、観光場所としても観光客には通り抜けもできないし、並木には見えずらいところが多く不満が残るかもしれません。
そのため、大学によって約80mの遊歩道がポプラ並木の脇に整備されました。
ポプラ並木をみたらあっけないと思う人でも、この遊歩道を抜けたところに以外と見える風景が以外にいいといいます。
ウッドチップの敷かれた遊歩道は怪しげな雑木林の中へと続き、静かな遊歩道を抜けたところでぱっと視界が開けてきます。

静かな空間

誰もいない静かな空間では時間を忘れ、キャンパスにいることさえ忘れそうな場所で、北大第一農場とその向こうには、手稲の山々が連なっています。
秘境のような場所にもなってしまったポプラ並木ですが、このような場所で夕日を眺めながら静かに時を過ごすのもいいかもしれません。
北海道大学内はキャンパスも広く、校内にはクラーク博士やサイロなども見学できます。
現在はポプラ並木としては再生中ですが、落ち着いた爽やかな雰囲気を楽しみたい人にはおすすめです。

紅葉

ポプラは紅葉や美しい樹形が特徴的です。
通常並木や街路樹、牧場の目印や防風林として植えられており、材木は白色でやわらかく燃えやすいために、マッチの軸木として使われます。
日本では1960年代に植林をめざして、実験が行われましたが、病害虫や台風を克服できないために日本の環境下では大規模な植林には適さないとされています。

改良ポプラ

ポプラは後輩や繁殖が容易で古くから品種改良が行われています。
多くのハイブリッド種が作成されてポプラの品種も増えつつあるところで、品種改良されたポプラは「改良ポプラ」と総称されています。

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所在地マップ

【所在地】北海道札幌市北区北8条西5丁目

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