JR予讃線 下灘駅

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日本一海に近い駅

下灘駅(しもなだえき)は、愛媛県伊予市双海町大久保にある四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅で、ホームから広い海(伊予灘)を眺めることができ、駅周辺は鉄道写真の撮影名所の一つとして鉄道ファンの間に知られています。
海面を埋め立てる形で国道378号が開通するまでは、ホームの下にすぐ波が打ち寄せるほど線路と海岸が近接した「日本一海に近い駅」でした。
単式ホーム1面1線を有する地上駅で、元は島式ホーム1面2線だったが、向井原~内子間の新線開業後に駅舎側の1線を撤去して現在のようになりました。
かつて終着駅であったため、構内は比較的広く側線もあります。
開業当初からの木造駅舎が改装されながら残っていて、駅舎内部には待合所の他、今は使われていない出札口などがあります。

プラットホームからの夕日

下灘駅は下灘の集落から1キロメートルほど東にあり、駅から国道沿いに西へ行くと海を埋め立てて造った港があり、周辺は役所の支所や郵便局、小学校などがあり、賑やかです。
そこからさらに豊田川上流の方へ行くと中学校があります。
かつて「日本一海に近い駅」と呼ばれた癒しの無人駅~絶景のJR下灘駅は、JR予讃線「下灘駅」は、フーテンの寅さんなど数々のロケ地、撮影地として知られ、「青春18きっぷ」のポスターには3回も取り上げられています。
そのプラットホームから望む美しい伊予灘の風景や夕日の景観は素晴しく、全国よりたくさんの観光客が訪れています。

伊予灘

伊予灘(いよなだ)は、瀬戸内海西部の海域。
愛媛県松山市、山口県の周防大島、大分県の国東半島に至る海面を指します。
「領海及び接続水域に関する法律」の区分では別府湾を含み、大分県の姫島と山口県の祝島を結ぶ線を境界として周防灘に、豊予海峡を境界として豊後水道に接します。
海底部は至って平坦な地形が続き、太平洋の外洋水が入り込みやすく、そのためイワシやサバ、アジなどの好漁場となっており、速吸瀬戸など潮流が速い所で獲ることから、身が締まって味のいい魚介類が獲れます。
気候は瀬戸内海式気候に属しており晴天の日が多く、年間降水量も少ないです。
冬は関門海峡からの北西の季節風の影響を受けるため雲が広がりやすいです。
佐田岬と佐賀関半島を結ぶ線のやや北、海底に中央構造線が通っているため活断層が多く、地震が多数発生する地帯としても知られています。

瀬戸内海式気候

瀬戸内海式気候(せとないかいしききこう)とは、日本の気候区分の一つで、瀬戸内式気候(せとうちしききこう)や瀬戸内海型気候とも呼ばれることがあり、主に瀬戸内地方で見られます。
夏の季節風は四国山地に、冬の季節風は中国山地によって各々遮られます。
このため年間を通じて天気や湿度が安定しており、降水月が5、6、7月(梅雨時)と9月(秋雨・台風時)の二峰性となっており、二峰の間の8月(盛夏)の降水量が著しく少なく雨温図上大きく凹むことが最も顕著な特徴となっています。
年間を通した降水日数(1mm以上の降水が観測される日数)も、梅雨(梅雨に類似する気象現象を含む)を除いて少ないのが特徴で風向によって降水日数に増減がある太平洋側気候・日本海側気候の地域と事情が異なります。
降水量は年間1000~1600mm前後で夏に雨が少ない時には、旱害が起こる事もあり、その対策として、農地に隣接した土地にため池を作ることが古くから行われていました。

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所在地マップ

【所在地】愛媛県伊予市双海町大久保

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