五島

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五島列島

五島市(ごとうし)は、長崎県の西部、五島列島の南西部に位置する市で、2004年8月1日に福江市、南松浦郡富江町、南松浦郡玉之浦町、南松浦郡三井楽町、南松浦郡岐宿町、南松浦郡奈留町の合併(新設合併)により誕生しています。
長崎港から約100キロメートルの位置にあり、11の有人島と52の無人島により構成されています。
五島列島(ごとうれっとう)は、九州の最西端、長崎港から西に100kmに位置し、北東側から南西側に80km(男女群島まで含めると150km)にわたって大小あわせて140あまりの島々が連なる列島です。
全島が長崎県に属し、人口は約7万人となっています。
自然海浜や海蝕崖、火山景観など複雑で変化に富んだ地形で、ほぼ全域が西海国立公園に指定されるなど豊かな自然景観を有しています。
島々には多くのカトリック教会が点在し、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録を目指す取組みが進められていて、五島観光のひとつとして注目されています。
昭和時代には、東シナ海で操業する漁船団の先端基地として栄え、近年漁獲高は減少しているものの、いまも漁業が重要な産業であり、海産物が名物です。
「五島列島」とは学問的な呼び名であり、会話の中ではあまり使われず、地元や九州地方では単に「五島」と呼ぶことが多いです。

歴史

五島列島は多くの島々が本土や他の島とは少し離れた位置に密集しており、「五島」と総称されるまとまりを形作っています。
島々は連なった山々が海に沈み高い部分だけが残って溺れ谷となった複雑なリアス式海岸線をもつ地形です。
北東から南西に長く伸びているため、全体を大きく二つに分けて、五島最大の福江島を中心とする南西の島々を「下五島(しもごとう)」、2番目に大きな中通島を中心とする北東部を「上五島(かみごとう)」と呼ぶこともあります。
五島列島に人が住み着いたのは早く、一部には旧石器時代にすでに人が住みついていたといいます。
島では旧石器時代以降、縄文時代や弥生時代の遺跡が非常に多く発見されています。

カトリック教会

五島は現在でもキリスト教徒(カトリック信徒)が比較的多い地域で、人口の10%以上がカトリックです。
五島の人にとっては小学校からカトリック信者のクラスメートがいるのはごく当たり前のことです。
五島列島であわせて51ヶ所のカトリック教会があり、教会のある風景は長く五島の日常となっているため、郷土五島のシンボルとして皆に愛されています。

手付かずの自然が多く残る

五島は九州本土と離れており、大きな工場などもないため、大瀬埼灯台などの雄大な景観や美しい砂浜など手付かずの自然が残っています。
素朴な風土やキリシタンの歴史を物語る多くの古いカトリック教会など、五島の観光は他では味わいがたい風情があります。
海産物をはじめとして、TVなどで取り上げられ全国的にも有名となってきた五島うどん、かんころもち、上質なことで知られる椿油など土産物も多いです。
夏休みの間は無人島での地引網体験の実施や、海底が見える観光用グラスボートの運航などもあり、家族で楽しむことができます。

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所在地マップ

【所在地】長崎県五島市

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