八甲田連峰

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火山群

八甲田山は、青森県の中央部にそびえる火山群です。
主峰は大岳(1584m)のほか、前岳・田茂萢(たもやち)岳、赤倉山、井戸岳、小岳、高田大岳、石倉岳の連峰があり、硫黄岳や雛岳を含めることもあります。
ロープウェイが整備されているので、初心者でも気軽に登山を楽しめます。

温泉多数

八甲田連峰はどれも四方にきれいに裾を開いているので、川が多く流れて上流では美しい渓谷や滝が見られます。
地獄沼などの噴気孔跡や温泉が数多くあります。
登山としては酸ヶ湯温泉から大岳に登り、毛無岱を経由して酸ヶ湯に戻るコースが人気です。

酸ヶ湯温泉

酸ヶ湯温泉(すかゆ)は青森県青森市南部にある八甲田山系の火山起源の温泉です。
お湯はその名の通り強い酸性を示します。
元の温泉名は鹿湯(しかゆ)で、すかゆは「しかゆ」が変化したものです。
八甲田山中の一軒宿で登山帰りに立ち寄る人も多いですが、シーズンには豊富な湯量と各種効能から温泉目的の宿泊客が多いときもあります。
一般客向け以外に湯治客用宿泊施設が設けられています。
八甲田山でも、広い湿原のある田代平近辺の窪地がカルデラのカルデラ北半分に相当し、南半分はカルデラ形成後に噴火した八甲田「大岳」などの火山群が盛り上がっています。

地獄ノ沢

地獄ノ沢とは、酸ヶ湯温泉の大岳登山口から入って笹の狭い道をずっと歩いていくと石ころただけの沢に出ます。
そこが地獄の沢で、地獄の沢からは視界が開けており、そのコースでは天気が雨のときには、小川のように川が流れています。
地獄ノ沢から15分くらい木道の敷かれた仙人岱湿原に到着します。
「銚子の首」とは、地獄ノ沢上部で沢幅が狭くなって風が常に強い場所のことで、下山時は向かい風になることが多く、冬期はゴーグルなどの装備が必要です。

仙人岱

仙人岱(標高1,330)には、仙人岱(避難小屋・仙人岱ヒュッテ)があります。
1955年(昭和30年)に建てられて建坪10坪で、腐食しにくいヒバ材でできており、無人で24時間オープンしていつ登山者の安全対策のための小型避難小屋です。

赤倉岳

「赤倉岳」は北八甲田、南八甲田にそれぞれあります。
どちらも火山の爆裂火口をもっていて、片側に赤っぽい岩質の崖があるのが共通しています。
以前は蔦温泉からの東尾根や赤沼からの尾登山道がありましたが、2011年には笹薮や優勢になっています。

鏡沼

鏡沼は、八甲田大岳の山頂付近に位置しています。
面積約100m2・水深約1mの沼です。
酸ヶ湯温泉から仙人岱を経て八甲田大岳にいたる登山道沿いに位置し、噴気孔跡に水をたたえたものといわれます。
古くからクロサンショウウオ・モリアオガエルの繁殖地として有名です。

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所在地マップ

【所在地】青森県青森市

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