蔵王温泉

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奥羽三高湯のひとつ

蔵王温泉は山形県の山形市にある温泉です。
古くは高湯と呼ばれていました。
同県の「白布温泉」福島県の「高湯温泉」とともに奥羽三高湯のひとつに数えられています。

泉質

泉質は酸性・含硫黄-アルミニウム-塩化物泉です。
源泉がいくつもあって、それぞれ温度やpHが少しずつ異なっています。
弱酸性の泉質が特徴で古くから皮膚病に強い効能があるといわれていて、美白効果もあって、「姫の湯」という異名があります。
ただ、石鹸が効かない弱酸性の硫黄泉で、肌の弱い人にはあまりおすすめできないですが、美肌効果の高いお湯としてむかしから知られています。

沢山の入浴施設

蔵王温泉街にはいくつかの共同浴場や日帰り入浴施設があります。
山形蔵王温泉スキー場に隣接していて、数十軒の旅館やホテルが立ち並んでおり、企業の保養所まで含めると120軒をこえます。
温泉街には「酢川」が流れており、上流には温泉を祀った「酢川神社」があります。
春から秋にかけて、川沿いに「大露天風呂」がつくられていて、蔵王温泉の名物となっていて足湯なども併設されています。

名前の由来

蔵王温泉の由来としては、日本武尊に従った、吉備多賀由(キビノタガユ)によって西暦110年頃に発見されたということです。
高賀由(たがゆ)から高湯(たかゆ)と呼ばれるようになったものです。

大露天風呂

蔵王の原生林に囲まれた「大露天風呂」はダイナミックな景観が人気の温泉です。
ゴツゴツとした自然石を組んだ湯船で男女合わせて200人は入浴できるくらいの広さがあり、切り傷やあせもに効能がある湯の花の採取場としても利用されていました。
この場所だけでも8つの厳選が自然に湧出しているので、男女露天風呂用に5つの源泉が引かれています。
脱衣場としても素朴な丸太を組んだもので趣があります。
この大露天風呂は新緑の頃から紅葉の見れる秋まで蔵王の雄大な自然を満喫しながら入れる温泉で、温泉好きの集まるスポットとして知られていますが、雪の深い時期は閉鎖されています。
また、蔵王にはむかしながらの外湯が3箇所あり、温泉街にある上湯と下湯、通り1本隔てた一度川沿いにある川原湯です。
それぞれ100m以内にあって、泉質が微妙に異なり、川沿いにある川原湯はすのこになった湯船の底から温泉が湧くユニークな温泉です。
このほかにも蔵王温泉の旅館35軒の中から3箇所のお風呂が楽しめる「湯めぐりこけし」がお得に販売されています。

周辺の観光

近くの観光では、散策におすすめの場所がいくつかあります。
その中のひとつ温泉街の近くには「鴫の谷地沼」という雑木林に囲まれた沼を散策で、周囲1.2km、深さ6.8mの沼で、夏には水芭蕉の群生や横倉滝の水辺が楽しそうに音を奏でています。

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所在地マップ

【所在地】山形県山形市蔵王温泉

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