偕楽園

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日本三名園

偕楽園(かいらくえん)は日本の茨木県水戸市にある日本庭園です。
国の史跡及び名勝に指定されています。
隣接する千波湖周辺の拡張部を含めた「偕楽園公園」は都市公園としてニューヨークのセントラルパークに次いで世界第2位の面積を持ちます。日本三名園のひとつにも数えられて、岡山市の「後楽園」や金沢市の「兼六園」と並んでいます。
偕楽園は江戸時代天保13年(1842年)に水戸藩主第9代藩主德川斉昭公により、領民の休養の場として開園されています。

偕楽園の梅

偕楽園には拡張部を含めない本園部だけで、100種類、3000本の梅が植えてあります。
園内には梅の異名「好文亭」があって、晋の武帝が学問に親しむと花が咲いて学問をやめると花が咲かなかったという故事に基づいています。
偕楽園の梅はさまざまな品種があるために、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と長期間にわたり梅を楽しむことができます。

梅祭り

偕楽園では毎年2月下旬から3月下旬に水戸の梅祭りが開催されています。
期間中には多数の観光客で賑わって、キャンドルライトを使って夜梅祭りや茶会などさまざまな催しものが行われます。
園内では4月に水戸の桜まつり、5月には水戸のつつじまつり、9月には水戸の萩まつりなどが行われ、8月には偕楽園公園を含め水戸黄門まつりが行われています。
偕楽園の正式な入口である旧来の表門は、敷地の北西側に位置しています。この門は黒塗りであることから黒門とも呼ばれています。

千波湖を一望できる高台

表門から園内に入って、一の木戸と呼ばれる門をくぐると偕楽園の西半分を構成するモウソウチク(孟宗竹)やスギ(杉)の林を歩く道が続き、これを沿っていくといくつかの門を経由して好文亭へと至ます。
すると風景が一変して、千波湖を一望できる高台に位置する梅林へと到着します。

旧水戸藩の潘校

水戸の梅祭りで偕楽園を訪れると行ってほしいスポットがたくさんあります。
散策に便利な無料周遊バス「浪漫バス」もおすすめで、「弘道館」「茨城県歴史館」「德川ミュージアム」「水戸芸術館」「水戸市植物公園」「水戸市立博物館」「茨城県立近代美術館」「千波湖」「常盤神社」「義烈館」「好文cafe」「原田いちご園」などがあります。
その中でも「弘道館」は偕楽園に隣接した、水戸黄門こと德川光圀公と斉昭公を祀ってあり、1841年(天保12年)に水戸藩9代藩主德川斉昭によって開かれた、旧水戸藩の潘校です。
ここでは武芸はもとより、医学・薬学・天文学など幅広い分野を学ばせています。

歴史をたどる

「茨城県歴史館」では、1974年(昭和49年)に開館しています。
歴史博物館と文書館の機能を併せもつ施設として、茨城の原始古代から近現代までの歴史が常備展示されています。
「德川ミュージアム」は德川家康公の遺品を中心に所蔵してあります。
家康公の子でる初代頼房公、2代光圀公ら歴代藩主、その家族の遺愛の什宝約3万点に及びます。
水戸德川家のまとまった史料がみられる唯一の博物館です。

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所在地マップ

【所在地】茨城県水戸市見川1丁目1251

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