霧島神宮

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高千穂峰に対する山岳信仰から始まった神社

霧島神宮(きりしまじんぐう)は、「天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊(ニニギ・あめのにぎしくににぎしあまつひこひこほのににぎ)を主祭神とし、相殿に木花開姫尊以下の皇祖神と神武天皇を祀っている神宮です。
また、霧島神宮は、鹿児島県霧島市霧島田口にある神社で、坂本龍馬が新婚旅行で霧島連峰を訪れたことで有名です。
欽明天皇の時代(6世紀)、慶胤(けいいん)なる僧侶に命じて高千穂峰と火常峰の間に社殿が造られたのが始まりとされます。
高千穂峰に対する山岳信仰から始まった神社であろうといわれています。

文明16年(1484年)に再建

火山の麓にあるという立地のためたびたび炎上したことがあって、天暦年間には性空により瀬多尾越(現在の高千穂河原・古宮址)に遷されるが、ここもたびたび噴火の巻き添えで炎上しています。
文明16年(1484年)、島津忠昌の命により兼慶が再建したのが、現在の霧島神宮です。
建物はその後も幾度も炎上し、現在の社殿は正徳5年(1715年)島津吉貴の奉納により再建した物です。
もともと霧島山一帯が霧島神宮の境内であったが、明治4年(1871年)の廃藩置県の際に霧島山の頂上に沿って県境が引かれ、宮崎県内は神宮境内から外されています。
明治15年(1882年)にはさらに7,810ヘクタールが削減され、昭和21年(1946年)の日本国憲法制定による宗教法人化で山林の大部分は日本国に譲渡され、その後、祭典行事に必要な789ヘクタールが神宮へ返還されています。

周辺観光:蒲生八幡神社

周辺の人気観光地としては、「蒲生八幡神社」で参道の入り口に大きな赤い鳥居が建つ、蒲生八幡神社で、保安4年(1123年)、蒲生氏の始祖・蒲生上総介舜清が創建したと伝えられる由緒あるお社として知られています。
旧県社で社宝の銅鏡秋草双雀文様一面は国指定重要文化財になっており、境内には、日本一の巨樹「蒲生の大クス」があります。
大クスを眺めながらゆっくりとお茶を楽しめる社務所兼カフェはおすすめです。

周辺観光:霧島神宮温泉郷

「霧島神宮温泉郷」は、霧島神宮を中心とする広いエリアに宿が点在し、湯之野に自噴する湯を各宿に引湯しています。
泉質は単純硫黄泉だが、施設によっては混濁して湯の花が浮き硫黄臭があります。

周辺観光:御手洗の滝

「御手洗の滝」は、霧島神社の近くにある滝で、落差は4mと小規模だが水量は豊かです。
何段にも形成した苔むした岩肌を縫うように落ちる姿は、清涼感あふれます。

周辺観光:霧島民芸村

「霧島民芸村」は、霧島神宮の近くにあり、屋久杉資料館や伝統工芸が見学できます。
霧島の四季をテーマにした「龍神焼」は民芸村の特産品で、陶芸体験コーナーがあります。

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所在地マップ

【所在地】鹿児島県霧島市霧島田口2608−5

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