豊川稲荷

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日本三大稲荷

豊川稲荷(とよかわいなり)は、愛知県豊川市にある曹洞宗の寺院で、正式の寺号は妙厳寺(みょうごんじ)、詳しくは「円福山 豊川閣 妙厳寺」(えんぷくざん とよかわかく みょうごんじ)と称する寺院です。
境内に祀られる鎮守の稲荷(吒枳尼天・だきにてん)が有名なため、一般には「豊川稲荷」の名で広く知られています。
豊川稲荷は神社ではないものの、商売繁盛の神として知られており、境内の参道には鳥居が立っています。
また、日本三大稲荷の1つとされます。
ご本尊としては「千手観音」稲荷 豊川荼枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)となっています。
鎌倉時代の禅僧 寒巌義尹が入宋し、文永4年(1267年)、日本へ船で帰国のおり、荼枳尼天の加護を受けたのがきっかけとなり、この神を護法神として尊崇するようになり弟子に伝えました。
吒枳尼天は、インドの古代民間信仰に由来する仏教の女神で、日本では稲荷信仰と習合し稲荷神と同一視されるに至っています。
妙厳寺では「吒枳尼真天」(だきにしんてん)と呼んでいます。

豊川稲荷の歴史

嘉吉元年(1441年)、曹洞宗法王派の東海義易によって創建され、室町時代末期、今川義元が伽藍を整備しています。
当時は、豊川(河川名)の近くに広がる円福ヶ丘という高台に伽藍がありました。
俗説では、平八狐を祀っているといわれます。
妙厳寺開山の時、平八郎と名乗る翁の姿をした狐がやってきて、寺男として義易によく仕えたということで、義易が入寂した後は愛用の釜を遺して忽然と姿を消したといわれ今もこの釜は本殿奥に安置されています。
豊川稲荷は、妙厳寺の境内に鎮守として祀られた「豊川枳尼真天」の通称です。
およそ、600年前の室町時代に開創され、今川義元、織田信長、豊臣秀吉、大岡越前守忠相、渡辺崋山などの武人、文人達の信仰を集めました。
さらに江戸時代には、庶民の間で商売繁盛、家内安全、福徳開運の神として全国に信仰が広まりました。
京都の伏見稲荷とともに日本三大稲荷とされ、年間数百万人の参拝者が訪れます。

豊川稲荷のご利益

豊川稲荷のご利益としては、大黒天堂にお堂の前に立っている石像は、手に触れ摩することにより福徳を授かると言われています。
また、「霊狐塚」では、この岩の隙間には、ここを訪れた人が入れた硬貨があり、それを木の枝などでうまく取り出せるとお金持ちになると言われています。
取り出したお金はお守りにして、一年後にお金が儲かったら、お礼としてその何倍かの硬貨をこの岩の隙間に隠しにくるとよいといわれています。
また、新年には、全国から平和と幸福を祈願する参拝者が訪れ、特に元旦は、総門が開かれると新しい年を境内で迎える善男善女でにぎわいます。

豊川稲荷のイベント行事

5月の春季大祭(法然祈願祭)、別名「豊年祈願祭」ともいわれ、勇壮な御輿渡御や美しく着飾った稚児行列などのほか、江戸情緒を再現した「富くじ」や青空市などのイベントもあります。
8月にはみたま祭り(盆踊り)が行われ、昭和20年8月7日の「豊川海軍工廠」の爆撃により多くの尊い命が失われました。
その霊をなぐさめるための盆踊り会が豊川稲荷の境内と、豊川駅前で盛大に行われます。
2月には「初午祭」が行われ、初午祭とは、2月最初の午の日に行う稲荷神社の祭礼をいいます。
その年の豊作を祈った農村のお祭が原型で、それに、稲荷信仰が結びついたものといわれています。
さらに、各地で商業や、その土地の産業などと結びついて、初午の行事もにぎやかに行われるようになりました。
初午詣でをすると農家は五穀豊穣(ごこくほうじょう)、商家は商売繁盛のご利益があるとされています。

周辺観光

付近の観光スポツトとしては「牛久保城跡」で、牛久保城は三河国宝飯郡牛久保にあった平城です。
享禄2年(1529年)に宝飯郡の牧野城主であった牧野成時(古白)の子、成勝が築城したと伝えられています。
「牛久保八幡」は、奈良時代の天平神護年間(765)に三河国が飢饉に見舞われた時、朝廷は倉庫を開いて救済につとめ、国司は住民に神を祀らさせるため大雀命を勧請しました。
「糟塚砦跡(龍徳院)」は東三河の統一を目指す松平元康によって築かれました。
現在の龍徳院の境内全部がこの砦の跡となっており、堀の内部の面積は約35アールあります。
「欠山遺跡」は弥生最末期のもので、広大な地域にわたり、住居跡もいくつか発見されており、広い範囲の村があったと推測されています。
ここから出土した土器にちなんでつけられた「欠山式」という形式名は、この時期の愛知県の土器を代表するものとなっています。

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所在地マップ

【所在地】愛知県豊川市豊川町1

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