田沢湖

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日本で一番深い湖

田沢湖は秋田県仙北市にある淡水湖のひとつで、日本で一番深い湖です。
その全域が「田沢湖抱返り県立自然公園」に指定されていて、日本百景にも選ばれています。
深さでは海面下174.4mということで、この深さでは真冬でも氷りつくこともありません。
太陽光としても水深に応じて明るい翡翠色から濃い藍色にまで彩るといわれており、日本のバイカル湖といわれるのもわかる気がします。
田沢湖が深い湖であったというのは、むかしから知られていましたが、はじめて測定されたのは、1909年明治42年に湖沼学者の田中阿歌麿が397mを記録した時でした。湖底には2つの小火山丘もあります。

名前の由来と湖に伝わる伝説

田沢湖という名称は明治時代に定着したと考えられています。
アイヌ語で「盛りあがった円頂の丘」を意味するタプコプが変化したといわれています。
田沢湖の「クニマスの伝説」というのがあります。
若返りの水として、田沢湖の水を飲んだ辰子という娘が毎日、田沢湖の水を飲んでいくううちに、龍になってしまったという伝説ですが、そのとき母親が別れに湖面に投げた松明(たいまつ)がクニマスという魚になったという話です。
また、八郎という若者も田沢湖で辰子とともに暮らすようになるうちに龍になってしまったという話も語り継がれています。
湖の北岸には「御座石神社」が龍になるきっかけとなった水の泉があるということです。

田沢湖の周辺観光

田沢湖周辺の観光では、田沢湖高原温泉郷と水沢温泉郷が秋田駒ヶ岳に広がる高原の温泉があります。
また、秘湯と呼ばれる温泉でも、乳頭温泉郷でも源泉をもつ1件宿が点在しています。
田沢湖高原温泉郷は田沢湖や駒ヶ岳の眺望がすばらしく、保養と観光の温泉地で、美しいブナ林に囲まれて散策も楽しめます。
登山客も多く国民保養温泉地に指定されています。
水沢温泉郷は田沢湖を見下ろす高原にあります。
開放感あふれる温泉郷では田沢湖を間近に従えたホテルや旅館、ペンションなど散在しています。
乳頭温泉は十和田湖・八幡平国立公園の乳頭山麓に点在する七湯が「乳頭温泉郷」と呼ばれていて、独自に源泉をもっていて、その泉質は多種多様です。合計すると10種類もの源泉があります。
山菜やきのこなど自然の食べ物にも恵まれています。
田沢湖の観光では湖畔のドライブがおすすめです。
みちのくの小京都と呼ばれる角館は、武家屋敷めぐりと春の桜があまりにも有名です。
角館武家屋敷は古い建物と現代とが違和感なく溶け合っていて、町を一望できる古城山に立つと、防火帯として設けられた火除けと呼ばれる広場を境に、武士の町と商人の町とが区別されています。

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所在地マップ

【所在地】秋田県仙北市

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